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児童養護施設訪問

児童養護施設訪問

5月19日(日)に、福島市にある児童養護施設の青葉学園とアイリス学園を訪問いたしました。今回の訪問は、児童養護施設の現状に関し職員の方々と情報交換をし、原発事故の影響や、子どもたちの現状を把握し、今後私どもが行う支援活動に役立てようとするものです。

原発事故から2年が経ち、子どもたちが生活する場所の放射線レベルは基準値を下回っています。しかし、除染を行った結果芝生であった場所が砂地と変る、施設のすぐ近くに除染した土を埋める、除染を行なっていない場所も沢山あるなど、子どもたちにとって厳しい状況であることに変わりはありません。

原発事故に関係なく、児童養護施設の子どもたちの生活はたいへん厳しいものです。東日本大震災の影響もあり人々の関心が弱者に目を向き、児童養護施設も物質的には以前よりかなり改善したそうです。

しかし、今回の訪問を通して、子どもたちにとって本当に必要なのは“物”では補うことができない社会や大人との“関わり”であると強く感じました。社会や大人が子どもを見守る、話をする、抱きしめる、しかる、愛情をかけるなど沢山の日常的な“関わり”が人を大人にしていくものだということを改めて実感しました。
我々BLUE FOR JAPANは自ら子どもたちへの支援を続けていくのと同時に子どもたちにとって本当に必要なものは何かを問い続けていきます。そして、本当に必要な支援は何かを社会の人々へ伝えていく活動が大切であると感じました。