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白河学園で1Day IT Camp!

白河学園で1Day IT Camp!

2月21日(土)、中高生向けプログラミングスクールを運営するLife is Tech!(ライフ・イズ・テック)のメンバーとBLUE FOR JAPANのメンバーで福島県の白河学園を訪れました。

まだまだ寒かったその日の朝、子どもたちが集まる前の静かな会場で、Life is Tech!のメンバーたちはてきぱきと下準備。一人一人にMacのノートパソコンが用意されました。

講習

集合時間の10時になり、中学生と高校生の子どもたち合わせて13人が続々と部屋に入ってきます。見慣れない大人たちとパソコンに気づき、少し緊張している様子です。パソコンの横には「君の脳みその中を教えてね!」と書いてある一枚の紙と、カラフルなペンが用意されていました。
もじもじとしている子どもたちに向かって、「机の上にある紙に、自分の好きなものを好きな色のペンで書いてください!」とLife is Tech!の松井さんが一声。

皆恥ずかしながらも、少しずつ好きな歌手や食べ物を書いていき、その紙を使ってチームのメンバーに自己紹介。
「自分って何が好きだったっけ?」と振り返る機会を与えると同時に、初対面の大人たちと打ち解ける大事な時間でした。

キャンプ

「大人」といっても、Life is Tech!の4人は、運営メンバーの松井さんを除き、なんと3名全員「メンター」と呼ばれる学生スタッフ。ITに特化していない看護や文系などの学部の人もいて、子どもたちと年が近いこともあり、ぐんぐん距離を縮めていきます。

当日のITメニューは、Macのパソコンを使ってのiPhoneアプリ開発。
施設では、少数のパソコンを皆で共有して使っているとのことで、個人のパソコンを所有していない子どもたちには難解なのではないか……?とBLUEのメンバーは少し心配していました。

しかし、そこはLife is Tech!の腕の見せ所。まず、遠くにいるおばあちゃんが薬を飲み忘れないように作られた「おくすりアプリ」など、同年代の受講生たちが作ったアプリの前例などを紹介していきます。
その次に、マイクロソフトが作った「20年後の世界」を予想したビデオなどを流し、今想像できることは全て実現される世の中になっている、と子どもたちの興味と創造力を掻き立てます。「将来は英語と同じように、コーディングができる人が世の中で活躍できる人になる」と熱心に語り掛けます。
そして、子どもたちのワクワクの感覚が不安な気持ちに勝った頃、iPhoneアプリ開発がいよいよスタート!エンジニア、デザイナーとしての記念すべき第一歩です。

子どもたちがチャレンジしたのは、オリジナル時計アプリ作り。
自らがインターネット上で選んだ壁紙を設定し、数字のフォントを指定します。壁紙を一つ選ぶのにも、「これがいい、やっぱりこっちがいい」と真剣に悩み続ける子どもたち。自分にとってのベストな画像やフォントがどれか、本気の眼差しに、見ている大人たちの胸も熱くなりました。技術的なところで行き詰っても、自分の年に近いメンターのお兄さん、お姉さんが助けてくれるので大丈夫。

12時を過ぎたところでお昼ご飯のカレーを皆でいただきます。
お昼休み中は、スクリーンに映し出されるyoutubeのmusic videoにくぎ付け。次々と子どもたちのリクエストにこたえるLife is Tech!メンバーは、DJと化していました。

ユーチューブ

お腹いっぱいになった後は、子どもと大人、皆でLife is Tech! ITキャンプおなじみのアクティビティー「パスタタワー」に挑戦しました。
難しいルールは一切なし!乾麺のパスタとテープを使って、どれだけ高いタワーが作れるか、それぞれのチームに分かれて競争です。
パスタタワーの頂点にはマシュマロを載せます。シンプルなゲームだけになかなか難しいものでした。

結果は……子どもは4チーム全てがタワーを立たせることが出来たものの……大人チームは惨敗!どこもタワーを完成させることができませんでした。
Life is Tech!の松井さんも、「パスタタワーの特徴をうまく表現してくれました!」とこの結果にご満悦。
このパスタタワーでは、とにかく試してみることが大切。大人たちがずっと方法論を話し合っている間に、子どもたちはポキポキとパスタを折って、どんどんチャレンジしていきます。そのチャレンジの姿勢が、大切なんだそうです。大人たちも勉強になりました。

パスタ

パスタタワーでさらに距離が縮まり、和やかな雰囲気の中でアプリ作りの続きです。
iPhoneのアプリ作りなどしたことがないBLUEのメンバーたちは温かく見守ることしかできませんでしたが、子どもたちは皆、見事にアプリを完成させました!
一つ一つ、それぞれのセンスが現れています。最初は不安そうだった顔も、達成感でいっぱいです。
「こんなところにこだわったんだ」とBLUEのメンバーにも自分の作品を誇らしげに説明してくれました。

一日でiPhoneのアプリを完成させ、ITスキルを一気に向上させた白河学園の子どもたち。こんな「学びの場」を継続的に続けることができたら……皆、どのような作品を生み出していくのでしょうか?
もちろん、BLUE FOR JAPANは継続的な支援を目的に運営していますので、2回目、3回目を実施していく予定です。最終的にはオンラインレッスンを提供し、子どもたちが好きな時に、それぞれの目的のためにITのクラスを受講できる環境にするのが目標です。そのためには、皆さまの温かいご支援が不可欠です。

BLUE FOR JAPAN

これからも活動を通じて成長する子どもたちのことを発信していきますので、ぜひ共に見守っていただければと思います。
今後ともBLUE FOR JAPANをどうぞよろしくお願いいたします。

ご協力:
ライフイズテック株式会社
〒106-0047 東京都港区南麻布2-12-3 南麻布ビル1F
TEL 03-5439-9422
https://life-is-tech.com/company/